親権取得の流れ
親権は、離婚に際して決定しなければならない事項で、夫婦の両方が親権を主張すると、なかなか話合いでは解決しないことが多い問題でもあります。話合いで解決しない場合、裁判所の判決(または審判)によって決定されることになります。裁判所による親権者の決定に際しての判断基準は、156ページを参照してください。判断基準においては、①生活状況、②経済状況、③子の状況、④子と相手方(夫または妻)との交流の状況、⑤今後の養育方針や計画、非親権者と子との交流についての意向、⑥自身が親権者としてふさわしく一方、相手方が親権者としてはふさわしくないと考える理由、(⑦その他の参考となる事項、などを具体的に裁判所に書面(陳述書など)で主張することになります。